大腸の内視鏡検査をご希望の方へ

検査食や使用下剤の決定などのため内視鏡検査前には一度診察させていただく必要がありますが、検査日時の予約はお電話でもお取りいたします。

お電話での仮予約のあと、2 週間以内に検査前診察の受診で来院ください。来院されない場合は自動的にキャンセル扱いとなってしまいますので、それまでに来院できない方はお電話下さい。
症状の強い方は、事前に血液検査やレントゲン検査が必要な場合もありますので、内視鏡検査前には一度来院していただくのが望ましいです。

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検査時間(予約制)

胃カメラ・大腸カメラ
12:30-15:30 / /
  • 検査時間は完全予約制で一般診療は行っておりません。検査予定のない日は休診時間とさせていただいております。

当院の大腸カメラについて

最近の日本人がん死亡者の原因として、大腸がんが急増しています。大腸がんの多くは、「腺腫(せんしゅ)」というタイプのポリープが大きく成長してがんに変化してゆくことが知られています。

当院では、大腸内視鏡検査時にポリープを見つけた場合、大きさ、形、色、模様などからポリープ切除術の要否を判定し、その場で大腸ポリープ切除術を行っています。大腸ポリープは比較的小さいサイズのうちは内視鏡で切除できますが、サイズが大きくなると内視鏡では切除できなくなり、開腹手術が必要になることもあります。

当院ではフジフィルム社製の最新のハイビジョン内視鏡を用い、特殊光(BLI、LCI)や拡大機能を併用して精度の高い内視鏡検査、治療を行っております。

鎮静剤を使った苦痛の少ない検査も選べます

  • 鎮静剤と鎮痛剤を使用してボーっとした状態や眠った状態で検査を行い、苦痛を感じにくくする工夫をしています。(希望者のみ)
  • 検査終了後もしばらくボーっとしますので、ベッドに移動していただきゆっくり休んでいただきます。鎮静剤の効果が切れたあとで撮影した画像をご覧いただき、詳しくご説明致します。
  • 当院では80%以上の方が選択されています。前回に当院で鎮静剤を使用された方は、翌年以降の検査でも希望されています。

大腸内視鏡、ポリープ切除術の前日、当日の予定

食事制限に検査食を使用する、しないによって使用する下剤を選択し、患者様と相談のうえ、検査前の処置方法を決定します。

当院では検査食の使用を推奨していますが、60 歳代までの方で便秘でなければ、検査食を使用しない方法でも問題になることはほとんどありません。標準的な準備が困難な方は、個々に対応いたしますので、看護師に申し出てください。

  • 前日は、当院で処方する検査食または腸に残らないよう消化の良い食事をするなどの、食事制限をしていただきます。夜には下剤を服用し、検査当日は検査が終わるまで絶食です。
  • 午前から約 2L の腸管洗浄剤の服用を始め、検査開始はおおよそ 12:30 以降となります。
  • 帰宅可能となる予定時間は、検査の順番などにより異なります。早く終わるケースでは 2 時頃に帰宅可能になることもありますが、3 時半から 4 時になるつもりで当日の予定をお立て下さい。
  • 検査時に組織をとる検査やポリープ切除術を行った場合、7 日後以降に結果説明の受診をしていただきます。

検査費用

保険診療で行っているため、全国一律の費用となります。
大腸内視鏡検査は使用する薬剤の種類によって費用が前後いたします。

検査(治療)内容1 割負担2 割負担3 割負担
大腸カメラ 観察のみ約2,500円約5,000円約7,500円
大腸カメラ+病理組織検査(1か所)約3,500円約7,000円約10,500円
大腸カメラ+病理組織検査(2か所)約5,000円約10,000円約15,000円
初診大腸カメラ+病理組織検査(3か所)約6,000円約12,000円約18,000円
大腸ポリープ切除(1 か所)約6,500円約13,000円約19,500円
大腸ポリープ切除(2 か所)約7,000円約14,000円約21,000円
大腸ポリープ切除(3 か所)約8,000円約16,000円約24,000円
  • 鎮静剤(静脈麻酔)を使用する場合は薬剤費が追加となります。
  • 当院では原則として検査前日の食事に検査食(1,500 円)を推奨しております。

注意事項

鎮静剤(静脈麻酔)を使用された方は、検査当日のお車やバイクの運転はできません。公共交通機関をご利用ください。大腸ポリープ切除を受けた際は、出血のリスクがありますので切除当日から 1 週間前後、飲酒や、激しい運動、遠方への旅行、長時間の入浴などは控えていただく場合がございます。スケジュールには余裕をもって計画をお願いします。